🧠 作業療法士と連携するA型支援の現場
⚖️ 医療と就労の“間”で生まれる課題についてお伝えします
精神・身体・発達など、障がいの種類を問わず、
「働きたいけれど、体調や集中力の波がある」という方は少なくありません。
就労継続支援A型事業所では、雇用契約を結びながら働くため、
“医療的ケア”と“就労支援”のバランスが重要になります。
しかし、支援現場では――
作業中の疲労や注意力低下が見られる
症状の変動に合わせた配慮が難しい
医療機関との情報共有に時間がかかる
といった課題も生じやすく、ここに作業療法士(OT)との連携が大きな力を発揮します。
🩺 作業療法士が支援現場にもたらす視点
作業療法士は、医学的知識と生活支援の両面から「働く力」を再構築する専門職です。
A型支援の現場と連携することで、次のような効果が生まれます。
🔹 1. 「できる/できない」の評価を可視化
作業の遂行力や注意・記憶・手指の協調などを分析し、
“本人がどのような環境なら力を発揮できるか”を具体的に示す。
🔹 2. 体調や認知機能に合わせた作業環境の調整
座位・立位のバランス、照明、休憩のタイミングなど、
個別の身体・心理的負担を考慮した職場づくりを提案。
🔹 3. 支援員へのフィードバック
「声かけのタイミング」「作業量の調整」「ストレスサインの早期発見」など、
支援員が現場で活かせる“具体的な視点”を共有。
🤝 医療×福祉のチームで支える支援
株式会社さちなびでは、地域の医療機関や作業療法士と連携し、
「働くリハビリ」としての就労支援を行っています。
📘 事例紹介
うつ病で復職に不安がある方 → OT評価に基づき、作業時間を段階的に調整
発達障害の方 → 感覚過敏に配慮した作業環境を共同で設計
高次脳機能障害の方 → 注意・記憶課題を踏まえ、業務フローを再構築
支援員とOTが定期的にケース会議を行い、
“医療的視点+就労支援の現場感覚”で、
本人に最適な働き方をチームで模索しています。
🌱 「リハビリの延長線上に、働く喜びを」
作業療法士との連携は、単なる医療的助言ではなく、
本人が“社会の中で自分らしく働く”ための伴走です。
「リハビリが終わったら終わり」ではなく、
“働くこと自体がリハビリ”であり、“社会参加”である。
A型事業所はその実践の場として、大きな可能性を秘めています。