「人と関わるのが苦手」でも安心して働ける環境 って想像できますか?
「人と話すのが疲れる」
「知らない人がたくさんいる場所はこわい」
「雑談が苦手で、沈黙になるとどうしていいかわからない」
そんな自分を前にして、
「自分はきっと働くなんて向いてない」
そう感じている方もいるかもしれません。
でも、先にひとつだけ伝えたいことがあります。
「人と関わるのが苦手」=「働けない」ではありません。
むしろ、関わり方を工夫すれば、安心して働ける場所はちゃんとある、という話を今日はお届けしたいです。
「人付き合いがしんどい自分」は、ダメなわけじゃないよ 😔
人と関わるのが苦手だと感じる背景には、いろんな理由があります。
たくさん話しかけられると頭がパンクしそうになる
相手の顔色を読みすぎて、あとでぐったり疲れる
失敗した会話をいつまでも思い出してしまう
大勢の中にいると、居場所がないように感じる
これらは**性格の「欠点」ではなく、「特性」や「感じ方のパターン」**です。
なのに社会では、
「人と関わるのが得意な人」が“普通”として扱われやすいから、
どうしても自分を責めてしまいやすくなります。
でも本当は、
コツコツ作業を続けられる
決まった手順を正確にこなせる
集中すると高いクオリティで仕上げられる
こんな**「静かな強み」**を持っている人も、とても多いのです。
大事なのは、
「自分を変えること」ではなく、
自分の特性に“環境を合わせていく”という考え方を持つこと。
ひとりが好きな自分にも、「働き方の選択肢」はある 🌈
「人と関わるのが苦手」と感じていても、
こんな働き方ならチャレンジしやすい、という形があります。
少人数の職場で、関わる人があらかじめ決まっている
ルールや手順がはっきり決まった作業(内職・軽作業・清掃など)
会話は最小限でOK、報連相はメモやチェック表でできる
「雑談を頑張る場」ではなく、「作業に集中できる場」
さらに、就労継続支援A型のような事業所であれば、
体調やメンタルの波を見ながら、
少しずつペースや時間を調整していける「困ったこと」を支援者に相談できる時間がある
いきなり一般就労ではなく、
“練習の場”として働く体験を積める
こうした環境であれば、
「人と関わること」が苦手でも、
“自分のペースで働く”ことが現実的になります。
関わり方を選べるからこそ、安心してチャレンジできる 🤝
安心して働くために、大切なポイントは、
**「人と関わらないこと」ではなく、「関わり方を選べること」**です。
例えば…
挨拶や最低限の報告だけはがんばるけれど、
無理に雑談はしなくてもいい困った時は、
担当の支援者にだけ相談できる“逃げ場”がある大勢のところが苦手なら、
少人数のチームや、一人でできる作業を中心にしてもらう相手と目を合わせるのがしんどい時は、
無理に合わせなくてもよいと伝えてもらう
こうした小さな工夫が積み重なると、
「人と関わること=苦しみ」だけではなくなっていきます。
「この範囲なら関われそう」
「この人には正直に話しても大丈夫」
そう感じられる“安心の線”を、一緒に探していくことがとても大切です。
さちなびのイメージ:静かな強みを大事にできる場として 🏠
さちなびのようなA型事業所では、
大勢の前で話すのが得意な人
コツコツ静かに作業するのが得意な人
どちらも大事な戦力として見ています。
特に、
「人と関わるのが苦手だけど、働いてみたい」
という方には、こんなイメージで関わりたいと考えています。
まずは短い時間・少ない作業量からスタート
関わる支援者の数をしぼって、
「この人に頼れば大丈夫」という安心感をつくる会話が苦手な場合は、
メモ・チェック表・簡単なスタンプなど、言葉以外の手段も使ってOK無理に“明るく・元気に”振る舞わなくていい
「静かなままでもここにいていい」と伝える
こうした関わりを通して、
「自分のままでも働いていていいんだ」
と感じてもらえる場でありたいと思っています。
まずはこれだけでOKな「一歩」 🚶♂️
もし今、
「人と関わるのが苦手だから、働くなんて無理だ」と感じているなら、
いきなり大きな決断をする必要はありません。
今日できるのは、これくらいで十分です。
ノートやスマホに、
「人と関わる中でしんどい場面」と「楽だった場面」を1つずつ書いてみる「ひとりで黙々とできる作業なら、何が好きか?」を考えてみる
支援者や家族に
「人と関わるのが苦手だけど、少しは働いてみたい気持ちもある」
と、一言だけ伝えてみる
それだけでも、
**“働くことをあきらめている自分”から
“少しだけ考え始めた自分”**に変わっています。
「人と関わるのが苦手」でも、
あなたの力が必要とされる場所は、ちゃんとあります。
その場所を、一緒に探していけたらうれしいです。
あなたのペースで、あなたらしい働き方を見つけていきましょう。