作業手順が覚えられない時の「見える化」手帳の作り方
「教えてもらったのに、頭から抜ける」
「順番が入れ替わってミスになる」
「メモは取ってるのに、現場で使えない」
これは“記憶力がない”というより、手順が頭の中だけにある状態がつらいだけです。
解決策はシンプルで、手順を外に出して、いつでも見れる形にすること。
今日は、仕事で使える「見える化手帳」の作り方を、超具体でまとめます。
🧭 ゴール:手帳は“きれい”より“使える”
見える化手帳は、ノートじゃなくて 道具です。
読み返せる
迷ったら戻れる
抜けを防げる
誰でも同じ品質にできる
書く目的は「覚える」ではなく、見ればできる状態を作ることです。
🧩 まず決める:手帳はこの3部構成でOK
①📌 手順ページ(やり方)
「何をどうするか」
→ チェックリスト形式
②✅ 基準ページ(合格ライン)
「どこまでやったらOKか」
→ 写真・見本・NG例
③🛟 困った時ページ(例外対応)
「迷ったらどうするか」
→ 止める/聞く/メモ
この3つがあると、ほぼ困らなくなります。
🧰 用意するもの(最小セット)
小さいメモ帳 or バインダー(A6〜B6くらいが使いやすい)
付箋(色が違うと迷子にならない)
ペン1本(太めが見やすい)
可能ならスマホ(写真) ※職場ルールがOKなら
道具は少ないほど続きます。
✅ 作り方①:「1作業=1ページ」にする
一番大事なルールです。
❌ 1ページに全部の仕事
✅ 作業ごとにページを分ける(梱包、清掃、入力…)
ページが分かれると、現場で探しやすくなります。
✅ 作り方②:手順は「5〜7個」にまとめる(多いと覚えにくい)
手順が長い時は、細かい行動をまとめて“工程”にします。
例:梱包
材料をそろえる
袋に入れる
空気を抜く
シールを貼る
数をそろえる
箱に入れる
最後に確認
これなら、見れば戻れます。
✅ 作り方③:1行は「動詞+モノ」で書く
文章が長いと読めません。
短くします。
「袋に入れる」
「空気を抜く」
「シールを貼る」
「10個で1セット」
“動詞”から始めると分かりやすいです。
✅ 作り方④:「チェック欄」を付ける(抜けが消える)
チェック欄は最強です。
例:
□ 1 材料をそろえる
□ 2 袋に入れる
□ 3 空気を抜く
□ 4 シールを貼る
□ 5 10個そろえる
□ 6 箱に入れる
□ 7 見本と確認
チェックするだけで、手順が体に入ってきます。
✅ 作り方⑤:基準ページは「OK/NG」を1つずつ
基準(合格ライン)がないと、やり直しが増えて疲れます。
だから基準ページを作ります。
基準ページの型
✅ OK:シール位置=右上(角から指1本分)
❌ NG:斜め/端すぎ/シワあり
✅ OK:袋の口=しっかり閉じる
❌ NG:空気が残る/口が開く
できれば写真が最強。
写真が無理なら「絵」でもOKです。
✅ 作り方⑥:「困った時ページ」を作る(安心が増える)
ここがあるだけで、焦りが減ります。
困った時ページ(例)
迷ったら:いったん止める
分からない時の言い方:
「ここまでやって、ここで止まりました。確認お願いします」ミスに気づいたら:
「ここでミスに気づきました。止めています」
“言葉”まで書いておくと、使いやすいです。
🗂️ さらに使いやすくする工夫(おすすめ)
① 色で分類(付箋)
青:梱包
緑:清掃
黄:事務
みたいに分けると探しやすいです。
② “最初の3つ”だけ大きく書く
最初が分かれば、進みます。
③ “つまずきポイント”だけ別枠にする
例:
⚠️ よく間違う:シールの向き/数え方/道具の場所
🧪 作ったらやること:手帳の“実験”3回
手帳は作って終わりじゃなく、使いながら育てます。
1回目:使ってみる(抜けた所に赤で追記)
2回目:職員に見てもらう(基準を修正)
3回目:短くする(余計な文を消す)
3回やると、一気に使える手帳になります。
✅ すぐ使えるテンプレ(コピペ用)
【手順ページ】
作業名:____
目的:____(例:10個セットを作る)
□ 1 ____
□ 2 ____
□ 3 ____
□ 4 ____
□ 5 ____
□ 6 ____
□ 7 最後に確認(見本と比べる)
【基準ページ】
OK:____
NG:____
OK:____
NG:____
【困った時ページ】
迷ったら:止める → 聞く
言い方:
「ここまでやって、ここで止まりました。確認お願いします」
🌈 最後に:覚えられない=向いてない、ではない
手順が覚えられないのは、能力ではなく
仕組みが頭の中だけになっているだけ。
見える化手帳があれば、
「見ればできる」→「慣れてできる」→「自信になる」
この流れが作れます。
あなたに合う形に、少しずつ育てていきましょう。