「働くって何?」を一緒に考える、自己理解ノートの作り方
「働きたいって言われるけど、正直よく分からない」
「働くのが不安で、“何のために?”って思う」
「自分に合う仕事って、どうやって見つけるの?」
こういう気持ち、すごく自然です。
“働く”って、いきなり答えが出るものじゃありません。
だからこそ大事なのは、正解を探すことより 自分の感じ方を知ること。
今日は、「働くって何?」を考えるための自己理解ノートの作り方を、やさしくまとめます。
🧭 まず結論:ノートの目的は「立派な答え」じゃなく「自分のヒント集」
自己理解ノートは、作文じゃありません。
きれいに書く必要も、正しい答えを出す必要もないです。
目的はこれだけ。
自分が何でしんどくなるか知る
何なら少しやりやすいか知る
「こうすれば続きやすい」を見つける
つまり、働くための取扱説明書の材料を集めるノートです。
😣 「働く」が重く感じる理由
“働く”って言葉がしんどい時、こんなものが混ざっていることがあります。
失敗した記憶
怒られた経験
周りと比べる気持ち
お金の不安
体調や人間関係の不安
だから最初から「仕事を決める」じゃなくてOK。
まずは、自分の反応を知るところからで十分です。
📒 自己理解ノートの基本構成(この4ページでOK)
最初はこの4つだけ作れば大丈夫です。
しんどいこと(苦手・疲れる)
やりやすいこと(少しラク・落ち着く)
できたこと(小さな成功)
働くに対する気持ち(本音)
この4ページを少しずつ埋めるだけで、かなり見えてきます。
✅ 1ページ目:しんどいこと(苦手・疲れる)を知る
まずは「できないこと」じゃなくて、しんどくなる条件を書きます。
書き方テンプレ
どんな時に:
何がしんどい:
どうなる:
例
どんな時に:人が多い場所
何がしんどい:音と会話が多い
どうなる:集中できなくなる、疲れる
どんな時に:急に予定が変わる
何がしんどい:頭が混乱する
どうなる:止まる、焦る
ポイント:
「性格」じゃなく「場面」で書くと使いやすいです。
✅ 2ページ目:やりやすいこと(少しラク・落ち着く)を知る
次に、「できること」より やりやすい条件 を書きます。
これが仕事選びにすごく役立ちます。
書き方テンプレ
どんな時に:
何がやりやすい:
どうしてやりやすい:
例
どんな時に:一人で手順が決まっている作業
何がやりやすい:落ち着いてできる
どうしてやりやすい:迷うことが少ないから
どんな時に:見本がある時
何がやりやすい:間違いに気づきやすい
どうしてやりやすい:確認できるから安心
ここに書けることが増えるほど、
“自分に合う働き方” が見えてきます。
✅ 3ページ目:できたこと(小さな成功)を残す
自己理解で一番大事なのに、忘れやすいのがこれです。
「できた」を残さないと、自信の材料がたまりません。
3行テンプレ(毎日じゃなくてOK)
今日できたこと:
どうやってできた:
次も使えそうなコツ:
例
今日できたこと:時間通りに行けた
どうやってできた:前日に服を準備した
次も使えそうなコツ:夜に準備しておく
“すごい成功”じゃなくて、
小さい成功の積み上げが強いです。
✅ 4ページ目:働くに対する気持ち(本音)を書く
ここは答えを出すページじゃなくて、本音を置くページです。
書いていいこと(そのままでOK)
働くのが怖い
お金は必要だけど不安
人間関係が心配
役に立てるなら嬉しい
毎日は無理そう
でも少しずつならやってみたい
「矛盾してる」でも大丈夫。
人の気持ちは、混ざっていて普通です。
🧩 ノートが続くコツ:質問に答える形にする
自由に書くのが苦手な人は、質問形式にすると続きます。
使いやすい質問(1日1個でOK)
今日、疲れたのはどんな場面?
今日、少しラクだったのはどんな時?
今日、できたことは何?
困った時、助かったことは?
明日楽にするなら、何を1つ変える?
“考えるノート”というより、答えるノートにすると楽です。
🔍 ノートを仕事選びに使う方法(ここが大事)
ノートが少したまってきたら、こう見返します。
見るポイント
しんどい場面に共通点はある?(音、人、急な変更など)
やりやすい条件に共通点はある?(手順、見本、一人作業など)
できた時のコツは何?(準備、休憩、確認など)
ここから、仕事や支援者に伝える言葉が作れます。
例(伝え方)
「急な変更が続くと混乱しやすいです。先に予定が分かると動きやすいです」
「見本や手順がある作業だと安定します」
「朝は弱いので、最初は軽い作業だと助かります」
これ、もう立派な自己理解です。
🛠️ すぐ使える「自己理解ノート」テンプレ(コピペOK)
① しんどいことページ
どんな時に:
何がしんどい:
どうなる:
あると助かるもの:
② やりやすいことページ
どんな時に:
何がやりやすい:
どうしてやりやすい:
次も使いたい工夫:
③ できたことページ
今日できたこと:
どうやってできた:
次も使えそうなコツ:
④ 働く気持ちページ
今の気持ち:
不安:
少しやってみたいこと:
いまの自分に合う一歩:
✅ 今日からできる小さな一歩
ノート(紙でもスマホでもOK)を1つ決める
まずは「今日しんどかった場面」を1つ書く
次に「今日少しラクだった場面」を1つ書く
これだけでスタートできます。
🌈 最後に:「働く」は、いきなり答えを出さなくていい
「働くって何?」の答えは、最初から1つじゃなくていいです。
考えながら、やってみながら、少しずつ変わっていくものです。
自己理解ノートは、
“できない自分”を責めるためじゃなくて、
“続けられる自分”を見つけるための道具。
あなたのペースで、一緒に作っていきましょう。