家族が同席する面談で、本人の言葉を引き出す工夫
家族が同席すると、こうなりやすいです。
うまく話せなくなる
親が先に答えてしまう
本音を言うのが気まずい
「うん…」だけで終わる
でも大丈夫。
これは“あなたが弱い”からじゃなく、場の構造がそうさせているだけ。
面談は工夫で、ちゃんと「あなたの言葉」が出るようになります。
🧭 まず結論:本人の言葉が出る面談は「順番」と「ルール」がある
ポイントは3つだけ。
最初に “本人が話す時間” を確保する
質問は 答えやすい形(選択式) にする
本音は 言いにくいのでメモや合図 を使う
✅ 面談のはじめに言うと効く「一言」
面談の空気を変える魔法の一言があります。
あなたから言ってもいいし、支援者に先に伝えておいてもOKです。
「最初は僕(私)から話したいです」
「途中で言葉が止まったら、少し考える時間をください」
「親の意見も大事だけど、まず自分の気持ちを話したいです」
これで“本人が主役”の流れが作れます。
🧩 本人の言葉を引き出す「面談のルール」(おすすめ)
面談に入る前に、支援者にこのルールをお願いしてOKです。
ルール3つ
最初の5分は本人だけが話す
親はメモして、最後にまとめて話す
本人が止まったら、質問を2択にする
この3つで、面談の安心度が上がります。
✅ 話しやすくなる質問の形(本人が答えやすい)
家族の前で本音を言うのは難しいので、質問は“短く”がいいです。
① 点数で答える(0〜10)
「今のしんどさは何点?」
「通う自信は何点?」
「この環境の安心度は何点?」
点数なら言いやすいです。
② 二択で答える
「今しんどいのは体?気持ち?」
「今日はA(普通)とB(軽め)どっち?」
「まず変えたいのは、作業量?人間関係?」
二択だと、頭が真っ白になりにくいです。
③ 3つから選ぶ
「疲れ/不安/孤独、どれが一番強い?」
「朝/移動/作業、どれが一番つらい?」
“選ぶ”の方が、話しやすいです。
📝 本音を出すための「メモ作戦」(最強)
言葉が出ない人は、面談前にメモがあると強いです。
長文はいりません。
3行メモ(面談前に書くだけ)
いま一番困っていること:
できればこうしてほしい(1つ):
今日決めたいこと(1つ):
例)
朝がつらくて遅れやすい
最初は短時間からにしたい
週何回・何時からにするか決めたい
これを見ながら話してOKです。
🛟 親が先に答えてしまう時の対処(本人が言う一言)
親が悪いわけではなく、心配でつい出てしまうことがあります。
その時は“ケンカ”じゃなく、こう言うのがコツです。
「ありがとう。僕(私)からも言っていい?」
「今のは近いけど、僕の感じは少し違う」
「ちょっと考えてから言うね」
空気を壊さず、主導権を戻せます。
✅ 支援者にお願いしていい「仕切り方」
支援者側が仕切ってくれると、本人の言葉が出やすくなります。
本人→家族の順で話す
本人が言葉に詰まったら「点数」や「二択」にする
親の話は最後に“追加情報”として扱う
「本人の希望」を最後にもう一度確認する
こういう進行は、本人の安心を守ります。
🔥 本音が言いにくいテーマの扱い方(安全に言う)
家族の前で言いにくい本音(疲れ、怒り、やめたい)は、
そのまま言うと角が立つことがあります。
だから “言い換え” を使います。
「やりたくない」→「今の負荷だと続けにくい」
「家がしんどい」→「一人の時間が少ないと回復しにくい」
「親がうるさい」→「声かけが多いと焦る。回数を減らしたい」
本音を守りつつ、伝わりやすいです。
✅ 面談の最後に言うと良い「確認の一言」
面談が終わる前に、これを言えると安心です。
「今日決まったことを一言で確認してもいいですか?」
「次回までにやることはこの3つで合ってますか?」
「困った時の連絡先はここでOKですか?」
“確認できる人”は、続けやすいです。
✅ 今日からできる小さな一歩
面談前に3行メモを書く
面談の最初に「僕から話したい」と言う
詰まったら「点数」か「二択」で答える
面談は、上手に話す場ではなく、
あなたが続けられる形を一緒に作る場です。
あなたの言葉が、いちばん大事です。