支援者のメンタルを守る、チームでの相談ルール
支援の現場では、利用者の困りごとだけでなく、支援者自身の心も大きく揺れます。
「この対応でよかったのか」
「自分だけが抱えている気がする」
「家に帰っても頭から離れない」
こうした状態が続くと、支援者は少しずつ疲弊していきます。だからこそ大切なのは、個人の頑張りではなく、チームで相談できるルールです。
🧭 相談は“弱さ”ではなく支援の質を守る行動
まず決めておきたいのは、相談する基準です。
たとえば、
面談後も気持ちが切り替わらない
対応に迷っている
利用者に怒り・不安・同情が強く出ている
特定の職員だけに相談が集中している
ルールを曲げたくなっている
このようなサインが出たら、相談するタイミングです。
🟢🟡🔴 緊急度を3段階で分ける
相談内容は、緊急度で分けると共有しやすくなります。
🟢緑:通常相談
対応方針の確認、次回面談の進め方、記録の書き方など。
次のミーティングで共有します。
🟡黄:早めに共有
欠席が増えている、家族や関係機関とのズレがある、支援者自身がかなり疲れている時。
当日中に管理者・サビ管へ共有します。
🔴赤:即時共有
自傷・他害リスク、「死にたい」「消えたい」などの発言、虐待や重大な権利侵害の可能性がある時。
一人で判断せず、すぐにチームで対応します。
🧩 相談は「事実・解釈・相談したいこと」で伝える
相談する時は、次の型が便利です。
事実:今日、○○がありました。
解釈:△△の可能性があると感じています。
相談:次の対応を一緒に整理したいです。
事実と感情を分けることで、チームとして判断しやすくなります。
🌱 一人で抱えない仕組みを作る
支援は個人戦ではなくチーム戦です。
担当者だけが抱えると、支援者も利用者も不安定になります。
迷ったら相談する。
早めに共有する。
次の一手をチームで決める。
支援者が安心して相談できる職場は、利用者にとっても安心できる場所になります。