進路に迷ったら見るチェックリスト(焦りを止めるために)
「もう決めないと…」
「周りは進んでいるのに、うちは遅れてる気がする」
「このままじゃ将来が心配」
進路に迷う時、一番つらいのは“不確実さ”です。
でも、焦って決めるほどミスマッチが起きやすく、本人も家族も疲れます。
このチェックリストの目的は、正解を当てることではなく
焦りを止めて、判断材料を揃えることです。
今の状態でOK。ひとつずつ確認していきましょう。
😌 まず最初に:進路は「一発勝負」じゃない
進路は、変えていいです。やり直していいです。
今決めるのは“人生の最終決定”ではなく、次の3〜6か月の選択。
だからこそ、焦りを止める言葉はこれです。
「今は“次の一歩”を決めればいい」
「合わなければ調整・変更できる」
「続く形を探すのが正解」
✅ 焦りを止めるチェックリスト(まずここだけ)
当てはまるほど、今は「決める」より「整える」を優先です。
睡眠や体調が不安定(波が大きい)
家族も本人も疲れが強い
会話が増えると衝突しやすい
ここ2週間、気分の落ち込みが続く
「早く決めなきゃ」で頭がいっぱい
2つ以上なら、まずは“決断”より先に
生活と心を整える期間を作る方が成功率が上がります。
🧭 進路判断の全体チェック(4つの軸)
進路は、本人の「気持ち」だけでも「能力」だけでも決まりません。
この4軸で見るとブレません。
体調・生活リズム(続けられる土台)
働く準備性(通う・相談する・休む)
環境との相性(音・人・指示の形・場所)
支援の設計(配慮・連携・フォロー)
🧾 チェックリスト① 体調・生活リズム(続く土台)
起床・就寝が大きく崩れていない
外出が週1回以上できる
疲れた時に休める(無理し続けない)
通院・服薬が安定している(必要な人は)
“崩れサイン”が本人/家族で共有できている
ここが不安定なら
→ 進路決定より「週1からの外出・通所練習」が優先です。
🧩 チェックリスト② 就労準備性(行動の力)
時間を守れなくても、連絡はできる
分からない時に「聞ける」
指示をメモ・確認できる
休憩の取り方が分かる
人間関係がしんどい時、距離を取れる
ここが弱いなら
→ 「練習できる場(A型/B型/移行/職場実習)」が向きやすいです。
🔍 チェックリスト③ 環境との相性(合う条件)
音・光・匂いなど感覚面の負担が大きい
人が多いと疲れる/一人作業が楽
口頭指示が苦手/見える化が必要
切り替えが苦手/同時に複数が苦手
朝が弱い/体調の波がある
相性が分かるほど
→ ミスマッチが減ります。
「何が苦手か」より「何ならできるか(条件)」で整理すると強いです。
🤝 チェックリスト④ 支援の設計(家族が背負いすぎない)
相談支援専門員や支援者とつながっている
支援会議で“次の一手”が決まる
医療情報の共有は必要最小限で同意が取れている
企業・事業所に相談窓口がある
家族が24時間対応になっていない
ここが弱いなら
→ 進路より先に「連携の仕組み作り」が最優先です。
🧠 焦りが止まらない時の“判断保留”ルール
進路で迷ったら、次のどれかに当てはまれば 決めないでOKです。
情報が足りない(見学・体験がまだ)
本人の表情が硬い、会話が減る
家族内で揉め続けている
「ここに決める理由」が“焦り”しかない
この場合は、期限を決めて保留します。
「2週間で見学を2件」
「1か月で体験を1回」
「3か月は週1通所練習」
“保留”は前進です。
🗺️ 進路選びを前に進める「次の一歩」3つ
焦りを止めつつ進めるなら、これが最短です。
見学:雰囲気・支援の姿勢・本人の表情を見る
体験:半日でもOK(“行けた/疲れた”を確認)
振り返り:良かった点3つ/しんどかった点1つをメモ
「合う・合わない」は、頭より体が先に教えてくれます。
🌈 最後に:親の役割は「決める」より「焦りを止める」
進路に迷っている時、本人は不安です。
その不安を一番吸ってしまうのが家族です。
だからこそ、家族ができる最大の支援はこれです。
いまは“次の3か月”を整える
選べるように情報を集める
合わなければ変えていい前提で進む
焦りを止めて、続く形を一緒に探していきましょう。