支援の現場では、
「もっと褒めた方がいい」と言われることがあります。
でも、実際には、
「何を褒めればいいか分からない」
「わざとらしくなりそう」
「すごいですね、以外の言葉が出てこない」
と感じる支援者も少なくありません。
無理に大げさに褒めなくても大丈夫です。
大切なのは、“褒める”よりも、できた行動を具体的に伝えることです。
🧭 結論:褒め言葉より“観察した事実”を伝える
フィードバックは、特別な言葉でなくて大丈夫です。
たとえば、
「最後まで取り組めましたね」
「分からないところを確認できましたね」
「昨日より早めに休憩を伝えられましたね」
このように、実際に見えた行動を伝えるだけで、本人は自分の成長に気づきやすくなります。
✅ 具体的フィードバックの型
使いやすい型は、次の3つです。
① 行動を伝える
「○○できましたね」
② 変化を伝える
「前より○○が増えましたね」
③ 意味づけする
「それは働く上で大事な力です」
例:
「分からないところを確認できましたね。
これは、ミスを減らすために大事な行動です。」
これなら、無理に褒めなくても自然に伝えられます。
💬 言い換え例
「すごいですね」だけで終わりそうな時
「作業を最後まで続けられましたね」
「頑張りましたね」が抽象的な時
「疲れている中でも、10分作業に戻れましたね」
「えらいですね」がしっくりこない時
「自分から相談できたのは大事な変化ですね」
「成長しましたね」を具体化する時
「以前より、困った時に早めに声をかけられる場面が増えましたね」
📝 記録にも使える視点
フィードバックは、そのまま支援記録にもつながります。
通所できた
連絡できた
相談できた
手順表を使えた
休憩を伝えられた
注意後に作業へ戻れた
こうした行動を拾うことで、支援の記録も具体的になります。
🌱 最後に
褒めることが苦手でも、支援はできます。
大切なのは、上手な言葉を探すことではなく、
本人の小さな変化を見つけて、具体的に伝えることです。
「できていますよ」ではなく、
「○○ができていましたね」と伝える。
その一言が、本人にとって
「自分にもできることがある」と感じるきっかけになります。
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